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肺がんは石綿の労災 内装業男性が国提訴

 肺がんになったのは職場でのアスベスト(石綿)吸引による労災だったとして、岩手県八幡平市の元内装業の男性(59)が14日までに、国に対し、労災を認めなかった盛岡労基署の処分取り消しを求める訴えを盛岡地裁に起こした。
 訴えによると、男性は1975〜2004年、岩手県や神奈川県で住宅の解体など石綿にさらされる業務に従事し、09年に肺がんと診断された。
 男性は労基署に労災を申請して休業補償と療養補償を求めたが、「業務が原因とは認められない」として15年4月に不支給処分となった。その後の審査請求、再審査請求も棄却された。
 石綿による肺がんに関し、厚生労働省は石綿を扱う作業に10年以上携わり、肺の中に「胸膜プラーク」という石綿被害特有の病変が確認されれば労災認定すると規定している。
 男性は「約30年にわたって石綿を扱った。コンピューター断層撮影(CT)検査で胸膜プラークも確認された」と主張している。


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2017年02月15日水曜日


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