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<遠野病院>小児科常勤医を14年ぶり採用へ

 岩手県立遠野病院(遠野市)が小児科の常勤医を14年ぶりに新規採用することが14日、分かった。現在の男性常勤医は2003年12月の着任以来、1人で外来診察や入院した重症児の治療に対応してきた。心身への過重な負担が長年の課題となっており、待望の増員で軽減を図る。
 遠野市に小児科専門の開業医はいない。現在いる40代の常勤医が過労や体調不良で勤務に支障が出れば、市内の子どもは遠隔地への通院が必要になる。入院機能も休止に追い込まれるため、勤務環境の改善が急務だった。
 同病院によると、新たに採用するのは関東地方の50代の男性医師。昨年11月に勤務を希望すると連絡があり、面接を経て採用を決めた。4月に着任する。
 15年度の小児科の外来患者は延べ7593人、入院患者は延べ125人。このほか乳幼児の健診や予防接種も受け持つ。岩手医大や他の県立病院の応援があるが、常勤医は1人で医療方針を決断する場面が多く、休日も患者の相談に応じるなど負担が大きい状態が長年続いていた。
 遠野病院の郷右近祐司院長は「増員により確実に負担は減らせる。入院機能を含めた小児科の維持も当面の見通しがつき、一安心だ」と話す。


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2017年02月15日水曜日


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