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<仙台市長選>奥山市長 態度明かさず

仙台市議会の代表質疑で答弁する奥山市長=15日

 任期満了(8月21日)に伴う仙台市長選が約半年後に迫り、2期目の現職奥山恵美子市長(65)の動向が焦点となっている。前市長の梅原克彦国際教養大教授(62)が立候補を検討していることが河北新報社の取材で明らかになったが、奥山氏は依然として態度を明かさない。選挙間近で3選に名乗りを上げるとの見方が大勢だ。
 「梅の便りだけでなく、『梅』の話もちらほら聞こえてくる」。15日、市議会2月定例会の代表質疑。自民党の斎藤範夫氏は、梅原氏が立候補を検討中との報道を踏まえ、見頃が近づく梅の花に掛けて奥山氏に3期目への意欲をただした。
 奥山氏は「一つ一つの仕事に全力で取り組む」「一歩一歩、着実に歩みを進める」と無難な答弁ではぐらかした。民進党系の市民フォーラム仙台の加藤健一氏は「現職の動向は大きな影響がある」と食い下がったが「適切な時期に市民にお知らせする」と奥山氏の答弁は変わらなかった。
 奥山氏は前回も2月定例会で立候補の意思を示さず、選挙約2カ月前の5月に記者会見で表明した。斎藤氏はこの経緯に触れ「議会との対話は望んでいないようだ」と不満を示した。
 奥山氏は市内で7日にあった後援会の総会でも市長選に言及しなかった。後援会幹部は「あまり早く手を挙げても市民の関心が続かない。表明は前回と同時期だろう」とみる。
 「胸の内」は随所に透けて見える。総会後の新年会で行った講演で、人口や地価の伸びが好調な福岡市を引き合いに「仙台の頑張る力も負けていない。さらに飛躍し全国に羽ばたく」と述べ、今後の市政運営に意欲をにじませた。
 市長選日程は、8月上旬の仙台七夕まつり期間中を外す慣例などを考慮すると7月9日か16日の告示、23日か30日の投票が有力。
 市長選では梅原氏が11日、河北新報社の取材に立候補を検討していると表明。ただ、タクシーチケットの不適正使用問題などで再選立候補を断念した経緯があり、立候補の環境が整うかどうかは不透明だ。共産党も市民団体主導の候補者擁立を目指している。


2017年02月16日木曜日


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