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学力向上の拠点 被災地の高校に設置へ

南三陸町が生徒確保策として学習支援に乗り出す志津川高

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町は新年度、志津川高の生徒確保策の一環として同校に町学習支援センター(仮称)を設ける方針を固めた。町が15日に開いた同校魅力化推進懇談会で明らかにした。震災後、子どもの数が減る中、町で唯一の高校を存続させて人口減少に歯止めをかける。
 町の計画では学習支援センターは同校同窓会が実施主体になり、学習支援の実績がある団体に運営してもらう。週5日、部活動などの合宿で使う会館を開放。講師3人が常駐し、高校と連携する教育コーディネーターを1人配置する。人件費は町が予算化する。
 県教委と町教委は2003年度から同校と、志津川・歌津両中との地域連携型中高一貫教育を導入しているが、昨年度、同校へ進学した生徒は6割を切る。
 町が昨年実施した町内の中学1、2年生と保護者368人に聞いたアンケートで「志津川高に期待すること」を尋ねたところ、半数が「学力・進学対策に力を入れる」と答えた。
 同校の山内松吾校長は「町内に予備校はなく、学習の場と時間を設けることが重要だ。学校とセンターとが連携して学力の底上げを図りたい」と話した。
 同校の生徒数は本年度258人。県教委の新県立高校将来構想(11〜20年度)は1学年80人以下の学校は実情を踏まえて再編するとしている。懇談会は今後、同校のキャリア教育の拡充についても協議を進める。


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2017年02月16日木曜日


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