宮城のニュース

公園狭く使いづらい解消へ 仙台市個性化計画

92平方メートルの敷地に滑り台や植木が置かれている沖野地区の中柵東5号公園。周辺には小さな公園が散在している=仙台市若林区沖野7丁目

 仙台市は2017年度、公園整備の指針となる「みどりの基本計画」を改定する。小規模な宅地開発が行われた市内の住宅地の多くで「公園が狭く、使いづらい」との不満が出ているためだ。市は計画改定で、子育てや交流促進など公園ごとに目的を特化する方針を打ち出す。

 若林区沖野地区では、157ヘクタールの宅地内に54の公園が散在している。全てが7段階の公園区分で最も狭い「街区公園」で、平均面積は278平方メートル。街区公園の市平均1240平方メートルを大きく下回り、遊具やベンチ、植木が窮屈に並ぶ。
 沖野地区老人クラブ連合会の丹野実会長は「家の近くに公園があるのはいいが、小さすぎて大人数では使えない。中学生以上が運動するのも難しい」と指摘する。
 都市計画法は0.3ヘクタール以上を開発する場合、面積の3%以上を公園、緑地、広場にするよう定める。純農村地域だった沖野は1960年代から宅地開発が進んだが、水田単位で宅地を造成。他の新興住宅地のように大規模な土地区画整理事業が実施されなかったことで、箱庭のような公園が多数出現した。
 沖野地区のように狭小公園が散在する地域は、市内ではほかに荒巻小学区(青葉区)、四郎丸小学区(太白区)などがある。市は公園周辺の状況を踏まえ新年度、保育所隣の公園には子ども用遊具、住宅地の公園に花壇やベンチを置くなど、近隣の複数の公園で機能を分担するモデル事業を始める。
 市公園課の担当者は「地域のニーズに合わせ、老朽化した公園設備の更新も図る。特色ある公園をつくり、利用者を増やしたい」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年02月16日木曜日


先頭に戻る