宮城のニュース

<オリックス>佐藤世全力 筋力強化し充実

1軍初出場を目指し、プロ2年目のキャンプを送るオリックス・佐藤世

 オリックス2年目の佐藤世那投手(仙台育英高出)が1軍デビューを目指し、充実したキャンプを送っている。高校時代の同級生、平沢大河(ロッテ)との対戦を熱望し「目標は大きく、1軍で5勝」と張り切っている。
 春季キャンプを張る宮崎市で12日、ブルペンに入り直球主体に57球を投げた。キャンプ初日から休日を含めて毎日投球練習を欠かさない。「強くて伸びのある直球を投げ続けるのがテーマ。有意義な時間を過ごせている」と表情は明るい。
 近くで見守った田口壮2軍監督や酒井勉育成コーチ(前東北楽天2軍監督)から「球が強くなっているぞ」と声を掛けられ、自信が芽生えてきた。
 昨季は2軍で12試合に登板し、4勝4敗、防御率5.37。「考え過ぎて、逃げ腰になっていた」。厳しい現実を味わった1年目を振り返る。
 年明けに仙台育英高の佐々木順一朗監督に会い「今季のテーマは『握力と迫力』だ」と告げられた。直球とフォークボールが武器の右腕にとって握力は生命線。プロ1年目は年間を通して投げ続ける体力が付いておらず、2015年夏の甲子園大会で準優勝を果たした時のような「迫力がない」と恩師は見ていた。
 1月は愛媛県内で東北楽天の安楽智大と自主トレーニングに励み、筋力強化に乗り出した。「夏場に筋力が落ちないように」とシーズンを戦い抜く体力を少しずつ養う。
 意識の変化も出てきた。「(飛躍への)チャンスを見つけることに敏感にならないと、この世界では戦えない」。投球練習前、小松聖2軍投手コーチ(福島県いわき市出身)に伴われ、投げ終えたエース金子のマウンドを見学した。「スパイクの跡があまりなくてきれい。投げ終わった後に体がぶれていない証拠」と、目を凝らす。
 1軍への憧れは日に日に増す。昨季、一足先に1軍出場を果たした平沢のキャンプでの活躍が耳に入ると「素直にうれしい。自分をやる気にさせてくれる」。年末年始に帰省した際は一緒に練習し「(自分が昇格した時に)1軍にいてください」とお願いした。直接対決の実現に向け、全力投球を続けている。(剣持雄治)


2017年02月16日木曜日


先頭に戻る