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<放射光施設>東北5地点候補 4月にも結論

建設地を選定する諮問委について説明するセンターの高田理事長(左)ら=仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台

 東北に次世代型放射光施設の実現を目指す産学連携組織、一般財団法人光科学イノベーションセンターは15日、建設地選定に向けた専門家による諮問委員会を設置した。宮城県丸森、松島、大郷各町と東北大青葉山キャンパス(仙台市青葉区)、青森県むつ小川原開発地区(六ケ所村、三沢市)の計5地点を対象に専門家8人が審査し、4月中をめどに結論を出す。

 建設地を巡っては2015年6月、東北7国立大でつくる東北放射光施設推進会議の第三者委員会が丸森町(舘矢間山田地区)を「最適」、松島町(初原、幡谷地区)と大郷町(東成田地区)を「適する」と評価し3地点に絞り込んだ経緯がある。東北大とむつ小川原、山形大の米沢八幡原中核工業団地(米沢市)は落選していた。
 センターは、国の18年度予算計上に向けて早期に結論を出す必要があると判断。第三者委が検討した際のデータが活用できる6地点の自治体に意向を確認し、名乗りを上げた5カ所を今回の対象にした。
 諮問委は地盤など技術的課題だけでなく、より多くの企業に出資を募るための研究機関との連携、産業集積の視点を加え審査する。19日に東京で初会合を開く。
 センターは18年度内の着工、20年度の完成を目指す。建設費は約300億円を見込み、これまでに国内企業三十数社が出資(1口5000万円)に応じ、数十社が前向きだという。
 仙台市で15日あったセンターの設立総会には企業、大学関係者ら約100人が出席。高田昌樹理事長(東北大総長特別補佐)は「放射光は東北だけの計画ではない。学術研究、産業技術開発を支える国家にとって重要な先端基盤ツールになる」と呼び掛けた。


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2017年02月16日木曜日


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