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<イオンEX>生鮮品充実 出店を加速

野菜など生鮮品が充実するイオンエクスプレス仙台泉中央店の店内

 イオンリテール東北カンパニー(仙台市)は1月、仙台市内で展開するミニスーパー「イオンエクスプレス」の10店舗目を泉区にオープンした。2013年の1号店から約4年。大型店がメーンの同社だけに、当初は慣れない運営に苦戦したが、生鮮食品を充実させるなどして軌道に乗せた。今後も出店を加速させ、19年度までに市内30店舗体制を目指す。(報道部・山口達也)

 市地下鉄南北線泉中央駅近くのビル1階に1月25日オープンした仙台泉中央店は、約265平方メートルの店内に生鮮品や加工食品、雑貨など約5000点が並ぶ。
 同日午前8時の開店と同時に来店した主婦(53)は「生鮮品が豊富で品ぞろえが多い。コンビニのように気軽に行ける雰囲気で利用しやすい」と歓迎した。
 泉区への出店は今回が初めて。同社の担当者は「発展する泉中央周辺に店を置く意味は大きい。食材を使い切りできる量にして売るなど工夫したい」と語る。
 エクスプレスは、イオングループが首都圏などで展開するミニスーパー「まいばすけっと」の業態を一部参考にした。店舗面積はコンビニと同規模の約200平方メートルで、大型店が進出しにくい中心市街地や住宅街に出店。生鮮品を充実させ、コンビニとの差別化を図ってきた。
 当初は社内で身に付いた大型店の常識が先に立ち、運営に四苦八苦した。特に商品販売では、大型店同様に野菜など生鮮品のまとめ売りにこだわり、売り上げは芳しくなかった。
 原千斗世(ちとせ)イオンエクスプレス事業部長は「大型店では当たり前の事が、ミニスーパーでは通じない。ニーズの違いを実感させられた」と振り返る。
 試行錯誤の末、野菜や果物はばら売り、精肉は100グラムほどの小分けパックでの販売に切り替えると、単身者を中心に利用者が増加。13〜15年は3店舗にとどまった出店数が昨年、一気に6店舗に増えた。
 大型店やコンビニでは拾えないニーズがあるとして、同社は今後も仙台市内の市街地や住宅街での出店を加速させる。東北他県への展開は人口や商圏の規模の問題もあり、予定していない。
 同社の家坂有朋支社長は「住宅街の店舗では高齢化世帯の増加もあり、宅配などのサービスが必要になってくる可能性もある。地域に根差した店づくりを目指したい」と話した。


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2017年02月17日金曜日


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