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<秋田知事選>寺田氏出馬 県議は困惑と期待

記者会見で秋田県知事選への立候補を表明した寺田氏

 秋田県知事選(3月23日告示、4月9日投開票)に16日、前知事の寺田典城氏(76)が立候補を表明したことを受け、知事時代の寺田氏と県議会で対立した自民党県議からは「なぜだ」と困惑の声が漏れた。寺田氏には知事を3期務めた実績と知名度があるだけに、3選を目指す現職の佐竹敬久氏(69)にとっては「手ごわい相手になる」(無所属会派の県議)と、激戦を予想する声もある。
 「無投票を避けるためという理由は分かるが、何で彼なんだ」。県議会の最大会派自民党の鈴木洋一会長(72)は率直な胸の内を明かした。寺田氏のかつての県政運営を「議案の出し方が唐突だった。混乱した12年間だった」と振り返る。
 寺田氏の任期中に議長を務めた同党の大野忠右エ門県議(78)は「立候補の可能性は半々だと思っていた。驚きだ」と話す。寺田氏を「即断即決タイプ。議会軽視の面があり、やりにくかった」と評した。
 一方、2005年の知事選で寺田氏と戦った無所属会派の佐藤正一郎県議(63)は、女性副知事を誕生させて男女共同参画の実現に貢献するなど「先取りした政策が多くあった」と手腕を評価する。
 知事選の対応に悩むのが社民党県連。同党は過去の知事選で寺田氏、その後は佐竹氏を支援してきただけに、現職対前職という異例の対決に戸惑いを見せる。
 党県連代表の石田寛県議(69)は「2人ともそれぞれ党が擁立した経緯があり、今回は難しい立場にある。どちらかを支援すれば反感を買う」と漏らす。その上で「党としては自主投票になるだろう」と話す。
 2人が知事選で戦うのは、寺田氏が佐竹氏を僅差で破って初当選した1997年以来、20年ぶり。ある県議は「寺田氏には知名度とキャリアがある。現職にとって最も手ごわい相手になるのでは」と予想する。


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2017年02月17日金曜日


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