宮城のニュース

<タリウム事件>薬品執着「皆知っていた」

起訴内容について認否を答える名古屋大の元女子学生(イラスト 田村角)

 名古屋地裁で17日にあった元名古屋大女子学生の裁判員裁判で、仙台市内の私立高時代に同級生だった男性が検察側の証人として出廷し「元名大生が薬品に強い興味を示していたことは先生たちを含めて皆、知っていた」と述べた。
 証言によると、元名大生は友達が多く、意味不明な言動や極端にテンションが上がる様子はなかった。一方、学級日誌に犯罪者を称賛する書き込みをして担任教諭から注意されたり、凶悪事件の話題を多く口にしたりしていたという。
 男性が「いつか本当に犯罪を起こすのでは」と尋ねると、元名大生は「やるなら少年法で守られている間にやりたいよね」と平然と返したという。
 高校2年の春から秋ごろ、硫酸タリウムや硫酸銅を教室に持ち込んで同級生に見せていた。隠す様子はなく、薬品名を伏せて同級生に硫酸銅をなめさせた。当時、高校側から薬品コレクションについて叱責(しっせき)されたという。
 男性は元名大生の高校への薬品持ち込みについて「みんなが知っている事実で、先生たちも確実に知っていた」との認識を示した。
 男性は高校2年の12月ごろ、同級だった劇物混入事件の被害男性(20)がタリウム中毒だと担任から聞いた。ただ、高校側が元名大生をはじめ、在校生に「タリウムについて知らないか」と尋ねた形跡はなかったと打ち明けた。
 男性は、元名大生に「盛ったのはお前なんじゃないのか」と半分冗談で聞くと、「そんなわけないだろう」と強い口調で返された。普段の会話で大声を発することはなく、強く印象に残ったという。


関連ページ: 宮城 社会

2017年02月18日土曜日


先頭に戻る