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<楽天>高梨、評価急上昇

ブルペンで投げ込む高梨=沖縄県金武町

 ドラフト9位新人、高梨雄平投手(JX−ENEOS)の中継ぎ左腕としての評価が急上昇している。
 久米島でのキャンプ当初は終盤のピンチで左の強打者に対する「ワンポイント」の役割を期待されていたが、与田投手コーチは打者の左右に関係なく勝負できる技量があると判断。「ワンポイントではもったいない。1イニング任せられる」と実力に太鼓判を押す。
 14日の韓国プロ野球ハンファとの練習試合で、2点リードの六回に登板し、左、右、右と続く打者3人を封じた。左腕が体に巻き付く独特の投げ方から、投球リズムを微妙に変えて打者の間合いをずらすなど巧みな投球術を見せた。
 特に右打者に対する投球で評価を上げた。梨田監督は「直球で内角を突いたのが見事。スライダーも打者に近い位置から曲がり、直球と見分けがつきにくい」と舌を巻いた。
 高梨も2人目の右打者を、体に向かっていくようなスライダーで見逃し三振に仕留めた内容に自信を得た。昨年6月に横手に転向して日が浅いが、変化球による左右の揺さぶりもあり、変則左腕として総合力を向上させている。
 昨季は回またぎも含め54試合に投げた金刃への依存度が強く、中継ぎ左腕の底上げが急務だった。
 14日の試合では高梨に続き、速球派の西宮と浜矢、スライダーを勝負球とする大塚の左腕3人もそろって持ち味を発揮し、1回無失点の結果を残した。昨季、金刃に次ぐ29試合登板したものの、不調で夏場に2軍降格した西宮は「今季こそ勝ちパターンの救援に定着したい」と意気込む。
 与田投手コーチは「新人高梨の存在が他の左腕の刺激になる。より競争を促し、中継ぎ左腕の層に厚みを出したい」と高梨の加入効果も期待する。(金野正之)


2017年02月18日土曜日


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