岩手のニュース

<震災6年>大槌ブラバン 全員集合

本番を間近に控え、熱が入る合同練習

 岩手県大槌町の吹奏楽経験者でつくる大槌ウインド・オーケストラが19日、町内3校の吹奏楽部と合同のコンサートを初めて開催する。部員の減少に悩む各校に多人数で演奏する機会を提供し、技術の底上げにつなげようと企画した。東日本大震災で被災した町を「オール大槌ブラス」で盛り上げる。
 小中一貫の大槌、吉里吉里の両学園と大槌高の児童生徒計約20人を含む約30人の編成でクラシックやジャズの10曲を披露する。昨年11月に月1回の合同練習を始め、特訓を続けてきた。
 2013年5月に結成したオーケストラは、メンバー9人の大半が3校の吹奏楽部出身。堀合成美さん(26)が大槌高に在籍した10年ほど前は、東日本大会に出場するなど強豪校として知られたという。
 当時25人前後だった大槌高の部員は現在4人に減った。堀合さんは「OGの1人として残念。コンサートを通じ、みんなで練習して曲を完成させたときの楽しさ、一体感を後輩たちに伝えたい」と意気込む。
 同校の当時の好成績は、釜石市民吹奏楽団による定期的な指導が支えた。コンサートには、大人を交えた練習を継続するきっかけづくりの狙いもある。
 吉里吉里学園の吹奏楽部員は8年生の2人だけ。クラリネットの田中蘭さん(14)は「大勢で一緒に練習するだけで楽しい。もっとうまくなりたいと刺激を受ける」と笑顔を見せる。
 フルートの佐野菜々佳さん(14)も「他の楽器に囲まれ、音の強弱が重要なことに気付いた。普段はパートが足りずジャズは演奏できないので、本番がとても楽しみ」と目を輝かせる。
 コンサートは町城山公園体育館で午前11時開始。入場無料。整理券を町内で配布している。連絡先は大槌ウインド・オーケストラの電子メールアドレスotsuchiwind@gmail.com


2017年02月18日土曜日


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