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<原発事故>20km圏 6年ぶり漁再開へ

 東京電力福島第1原発から20キロ圏の海域で、3月にも試験操業が行われる見通しとなった。相馬双葉漁協(相馬市)が17日、再開方針を決めた。同海域は原発事故を受けて操業自粛が続いており、商業目的での出漁は6年ぶりとなる。
 いわき市漁協も同日、対象海域での操業に同意した。両漁協の関係者が出席する今月末の組合長会議で正式決定する。いわき市漁協は当面、20キロ圏内での試験操業は実施しない方針。
 相双漁協は、東日本大震災の津波に伴うがれきの撤去が進み、放射性物質のサンプル調査で安全性も担保できると判断した。一部の慎重論を踏まえ、原発の10キロ圏は自粛を継続する。試験操業は3月中旬のコウナゴ漁から始め、徐々に対象魚種を拡大する考え。
 原発周辺での操業を巡っては、昨年1月に福島県漁連が自粛海域の縮小を提案。傘下漁協が対応を検討していた。相双漁協の佐藤弘行組合長は「漁の正常化に向けて一歩前進できる。今後は試験操業の量的拡大も図りたい」と話した。


2017年02月18日土曜日


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