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被災地の若者が強化段ボールで防災用品開発

強化段ボールで作った折り畳み式の椅子

 宮城県石巻市の石巻専修大、石巻工高、梱包(こんぽう)資材会社の今野梱包が連携して強化段ボールを使った防災用品を開発し、報告会が17日、同大で開かれた。3者は意見を交換し、今後改良を加えて商品化を目指す。
 物づくりを通して人材育成と地域活性化につなげようと、昨年6月に始動したプロジェクトの一環。学生や生徒らが東日本大震災を教訓に発案・設計した製品を今野梱包が協力して製作した。
 コンパクトに保管できる折り畳み式の椅子や、段ボールを格子状に組み合わせて、水の入ったタンクなどを運べる台車など、災害時に役立つ4種の作品が発表された。
 学生らは「台車はもっと大きい方がたくさん物を積めるのでいいのでは」「椅子に背もたれを付けてほしい」などと意見を出し合った。
 石巻工高3年の福田大貴さん(18)は、震災時に避難所となった小学校の体育館で、履物がなく寒い思いをした経験から、強化段ボールを使ったスリッパを発案。「自分のアイデアが形になるのはうれしい。良い勉強になった」と話した。
 今野梱包の今野英樹社長(44)は「商品化できる作品もある。プロジェクトを通して、思いを形する楽しさと難しさを感じたのではないか」と語った。


2017年02月19日日曜日


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