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<ベガルタ>ピッチサイド/非公開

 非公開の練習試合があった18日は、絶好の晴天に恵まれた。開幕戦前最後の試合で、しかも土曜日。公開していれば、プロの技を堪能したり、家族や仲間と開幕戦の先発メンバーを予想したりと、サッカーを楽しむ多くの笑顔が見られたはずだ。
 非公開の理由は、もちろん勝つためだ。公開すればライバルが視察に訪れ、弱点を暴き、本番で徹底的に突く。応援するサポーターに報いるため、可能な限り勝利に近づく。これもプロの姿勢と言える。
 この時期、多くのチームが非公開試合を行う。「勝つためなら我慢できる」と言うサポーターは多い。だが、こうした声にあぐらをかいて「よそがやるからうちも」と、安易に非公開に傾く現状はないだろうか。
 勝利という短期的な利益を追求するあまり、リーグを盛り上げるための長期的な視野が欠けていると思えてならない。サポーターの高齢化が叫ばれる中、「練習見学は駄目だけど、スタジアムには来てほしい」では新規層は掘り起こせない。
 仮に、練習は全てオープンに、というルールがあれば、各チームは工夫を凝らし、多くの戦術を磨くことになるだろう。日本サッカーの技術向上にもつながるのではないか。リーグ全体に漂う内向きな姿勢を、Jリーグはもっと問題視した方がいい。(狭間優作)


2017年02月19日日曜日


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