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<ベガルタ>熱帯びる正GK争い

正GKの座を争う左からシュミット、関、石川慧=16日、宮崎市のKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

 今季開幕戦となる25日の札幌戦が迫る中、正GK争いが熱を帯びている。昨季、負傷がちな六反(現J1清水)に代わり守護神の座に着いた関と、期限付き移籍先のJ2松本から復帰したシュミットの一騎打ちの様相。ややリードする関をシュミットが猛追し、石川慧も激しいポジション争いに加わろうとしている。
 関の「常に準備を怠らない」姿勢は昨季、守護神六反が負傷した仙台の危機を救った。このキャンプもけがなく順調。練習試合では抜群の反射神経を生かしてゴールマウスを死守する。渡辺監督は「GKがバタバタするとチーム全体に伝染する。(関)憲太郎は後ろでどっしり構えているので心強い」と絶大な信頼を寄せる。
 新システム「3−4−3」の守備には、日々の練習で適応していった。「後ろからの景色には慣れてきた。どこに危ないスペースがあるか分かる」と力強い。
 一方のシュミットは、キャンプ開始直後に右肩に違和感を抱えたのが誤算だった。別メニュー調整を余儀なくされ、初めての実戦は今月10日のJ1甲府戦。「淡々とやるべきことをやる」と語る表情には悔しさが見え隠れする。
 出遅れたものの、焦りはない。昨季過ごしたJ2松本は仙台と同様、3バックのシステム。さらに、渡辺監督が手本とするチェルシー(イングランド・プレミアリーグ)の戦い方は、松本時代に趣味でよく見ていた。「どう戦えばいいかイメージはついている」
 身長は関より約20センチ高い196センチ。長い両腕を開けば、ゴールがはるかに小さく見える。J1甲府戦は無失点で切り抜け、評価を上げた。渡辺監督は「フィード(ロングキック)の正確性やパワーなど、憲太郎にないものを持っている」と巻き返しに期待する。
 競争を見守る石野GKコーチは「(石川慧を含む)3人のハイレベルな争いがチームを強くする。誰がレギュラーを取るのか、まだまだ分からない」と頼もしそうに語った。(狭間優作)


 宮崎市で第3次キャンプ中のJ1仙台は18日、練習試合を非公開で行った。出場メンバーや得点経過、結果など全て非公表とした。


2017年02月19日日曜日


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