岩手のニュース

復興つなぐ 賢治が結ぶ周遊ルートづくり討論

宮沢賢治をテーマにした三陸海岸観光の可能性を話し合ったサミット

 岩手県沿岸各地にある宮沢賢治関連の碑を生かした広域の観光周遊ルートをつくり、東日本大震災からの復興につなげようと「宮沢賢治イーハトーブ三陸沿岸サミット」が18日、同県大槌町のホテルで開かれた。
 大槌宮沢賢治研究会の主催。賢治を愛好し顕彰する活動に取り組む団体のほか、自然公園「三陸ジオパーク」や観光振興の関係者ら約30人が参加した。
 パネル討論では「沿岸にも賢治ゆかりの地があると発信する必要がある」「賢治が三陸海岸を旅した際に使った船の航路を復活させてはどうか」「賢治ファンが高齢化しており、若者に魅力を伝えなければならない」などの意見が出た。
 研究会は昨年9月、賢治が1925年1月に三陸海岸を旅した際に詠んだ詩7編のうち、大槌に関わりがあると考えられる「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」の詩碑を町内に建立。もう1編の「旅程幻想」についても資金を募り、設置する計画を進める。
 佐々木格(いたる)会長(72)は「関係者が『星座』のようにつながるのが重要。賢治の旅でまだ明らかでない部分や作品への影響を切り口にルートを企画し旅行会社に提案したい」と語った。


2017年02月19日日曜日


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