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<無所属議員の部会出席>選挙区競合 賛否割れる

 自民党会派に所属する無所属国会議員6人の党政務調査会会合への出席可否を巡り、同党で意見が分かれている。反対する議員の間には、選挙区で競合するライバルが公然と党内活動することへの違和感が根底にある。東北選出の無所属議員は会合参加に反対する意見に困惑する。

◎東京検分録

 無所属議員の部会参加は昨年12月、茂木敏充政調会長が提案した。小泉進次郎農林部会長は「あくまでも国会での統一行動をお願いするため。全く関係ない勉強会に出席する理由はない」と批判する。
 小泉氏は当初、農林部会で無所属議員の出席を認めなかった。党執行部との協議を経て、国会で審議する法案や予算案を扱う会議に限って容認。2日の同部会には鈴木貴子氏(衆院比例北海道)が姿を見せ、「これからは同じ目標に向かって勉強を積んでいきたい」と殊勝な表情を見せた。
 鈴木氏は2014年衆院選の北海道7区で、自民党の伊東良孝氏に225票の僅差で敗れた。その伊東氏は1月中旬、小泉氏らとともに、二階俊博幹事長に再考を促した経緯がある。部会参加と選挙区事情は切っても切り離せない。
 東北では、昨年11月に日本のこころを大切にする党(現・日本のこころ)を離党し自民会派入りした和田政宗氏が対象となる。既に党会合に参加するが、小泉氏らの動きを考慮し、農林部会への出席は自粛。「安倍政権を支えるため与党と一体となり勉強したい。来るなと言われると戸惑う」と語る。
 和田氏は13年参院選宮城選挙区にみんなの党から立候補し、自民の愛知治郎氏らと争った。当時の改選数は2で2人とも当選したが、16年参院選から改選数は1に減った。19年参院選で2人が同じようにバッジを着けることはあり得ない。
 「宮城選挙区で愛知氏と争う考えはない。自民党籍を得て、宮城を拠点に比例選挙区で戦うことも視野に入れたい」。和田氏は再選に向けた青写真を示し、部会参加に障害がないことを強調する。
 愛知氏は「自分は利害関係者。個人的意見は言えない。党としてしっかりとしたルールを作るべきだ」と冷静に語る。(東京支社・小木曽崇)


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2017年02月19日日曜日


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