宮城のニュース

<石巻赤十字病院>カフェが被災者憩いの場に

開放的な空間でアーティフィシャルフラワーを楽しむ参加者ら

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市で、石巻赤十字病院のカフェが住民らの憩いの場となっている。患者や病院職員がくつろぐだけでなく、物作りをする地域住民らが交流の場として活用。カフェの関係者は「来店者に安らぎを提供したい」と話す。
 病院敷地内の災害医療研修センター1階にあるカフェ「タリーズコーヒー」は5日、和やかな雰囲気に包まれた。造花のフラワーアレンジメント「アーティフィシャルフラワー」の出張講座があり、地元の女性ら約20人が参加した。
 「お花がかわいく見える角度を確認し、思い思いに作ってください」。石巻市の自宅を拠点に教室を開く高橋公美さん(51)が丁寧に指導。参加者はニッパーやワイヤなどを用いて色とりどりのコサージュなどを仕上げ、入れたてのコーヒーを味わった。
 石巻市の八木香奈さん(33)は「ワイヤを巻くのが楽しかった。初めてアーティフィシャルフラワーを体験したけれど、予想よりも簡単だった」と喜んだ。
 石巻赤十字病院は地域医療の中核を担い、震災では災害医療拠点となった。病床数は464。2015年度の退院患者は約1万2000人に上る。医師や看護師ら約1100人が働く。
 カフェはセンター完成とともに15年にオープン。外部講師を招いた手作りキャンドルのイベントを開くなどしてきた。おいしいコーヒーの入れ方などの教室も開かれる予定だ。
 池田貴宏店長(46)は「地域社会に根差したカフェを目指し、皆さんに楽しんでもらえる講座を続けたい」と話す。
 タリーズコーヒー石巻赤十字病院店の営業は平日が午前7時〜午後9時。土日と祝日は午前8時半〜午後8時。連絡先は同店0225(90)3601。


関連ページ: 宮城 社会

2017年02月20日月曜日


先頭に戻る