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<NPOの杜>ひきこもりの悩みを共有

 厚生労働省は「さまざまな要因の結果、社会的参加を回避し、原則的には6カ月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態」を「ひきこもり」と定義しています。「不登校」や「職場になじめなかった」など人間関係のつまずきが主なきっかけです。若者の問題と思われがちですが、近年の調査では40代が最も多いという結果もあります。
 ひきこもり状態が長引き、高年齢になると、ひきこもりからの脱却はだんだん難しくなるといわれています。一方で、その親も「どうしてこうなってしまったのか」と悩み、八方手を尽くした揚げ句、行き詰まって疲弊してしまいます。当然ながら親も高齢となり、年金暮らしの中で子どもの世話をするという不安な日々を送ることになります。
 そんな親や当事者たちの救いとなる場を提供してきたのが、NPO法人KHJ宮城県「タオ」です。毎月1回、奇数月には栗原市、偶数月には仙台市を会場に親の会を開催。同じ境遇の親同士で悩みを共有できる場は、孤立しがちな家族にとってとても大切な場となっています。
 「次世代のために、ご自身のために、新しい社会のために出会いましょう」。タオはそう呼び掛けています。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 大西直樹)


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2017年02月20日月曜日


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