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雛人形と春を楽しむ 山形各地で公開

山形県西川町の玉貴の大広間を華やかに彩る時代雛や雛道具

 江戸時代から山形県内で受け継がれてきた雛(ひな)人形が5月にかけて、県内の料亭、旧家、神社、観光施設で一般公開される。紅花交易で富を築いた商人らが上方から持ち込んだとされる貴重な雛人形が大半。共通鑑賞券を発売したり、特別メニューを提供したりと各施設や団体は趣向を凝らし、来場を呼び掛けている。
 やまがた広域観光協議会は、村山地域の12施設で利用できる「やまがた雛三昧パスポート」を発売した。有効期間は4月3日まで。価格は1700円で、個別に鑑賞券を買うより3510円安い。3カ所を回ると抽選で温泉宿泊券や県産品が当たる特典が付く。
 対象施設の中で、西川町の料亭、玉貴は壮観な展示で知られ、大座敷に紅花染めの赤い衣をまとった次郎左衛門雛など約400体を陳列している。期間中は予約制で旬の食材を使った「ひな膳料理」を提供する。料金は4752円から。
 河北町では、地域を挙げて開く「谷地ひなまつり」の一環として、紅花資料館と旧家4軒で享保雛や古今雛などを公開する。
 庄内地域のうち、酒田市の旧料亭、山王くらぶは大小70基のつるし飾り「傘福」が広間を彩る。老舗料亭を再生させた観光施設、相馬楼では、京都で作られた享保雛、御所人形などを鑑賞できる。鶴岡市の荘内神社は幅2メートル8段の雛壇に、雛人形などを並べる。
 最上地域では、新庄市の新庄ふるさと歴史センターが新庄藩ゆかりの雛人形や雛道具を展示。置賜地域では米沢市の酒造資料館「東光の酒蔵」が享保雛を飾る。
 連絡先は村山地域がやまがた広域観光協議会023(621)8441。ほかが庄内観光コンベンション協会0235(68)2511、最上地域観光協議会0233(29)1312、山形おきたま観光協議会0238(26)6046。


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2017年02月20日月曜日


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