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<海自カレー>秘伝レシピ むつの店に伝授

海自大湊基地を母港にする護衛艦「せとぎり」で出されるカレーの一つ=6日、せとぎり船内
大湊基地の護衛艦せとぎり内で出されるカレーの一つ

 帝国海軍時代から続いてきた海上自衛隊のカレーが、青森県むつ市の飲食店で提供されることになり、市と海自大湊地方総監部は普及に向けた事業連携協定を結んだ。護衛艦の調理員が飲食店にレシピと作り方を伝え、早ければ5月下旬にも市内の飲食店でデビューする予定だ。
 海自カレーの提供は市内で最大10店舗で、希望する飲食店から抽選で決める。大湊地方総監部の護衛艦8隻と地上2部隊が、部隊ごとに一つの店に秘密の味を伝授する。遠方の海域で勤務する部隊もあり、飲食店での提供は、さみだれ式にスタートする。
 各部隊には何種類かのレシピがあり、その中の一つを提供予定で、調理員が店舗に出向いて調理法を伝える。艦長が最終チェックし、太鼓判を押したメニューに限って食べられるようにする。
 今月6日の調印式で提供されたカレーは、護衛艦せとぎりの定番メニュー。デミグラスソースと青森県民に人気の焼き肉のたれで味付けされており、試食した市幹部らの評判は上々だった。
 海自カレーは、洋上勤務が長い隊員らの曜日感覚を保つため、毎週金曜日の固定メニューになっている。習慣は帝国海軍時代から続き、艦艇ごとに独自のレシピを持っている。
 洋上で数少ない楽しみの一つが食事ということもあり、調理員のレベルは高く、海自カレーの提供で先行する神奈川県横須賀市や広島県呉市でも定評を得ている。
 海自の中西正人大湊地方総監は「艦ごとに隠し味があり、特徴がある。市や海自の集客、PRにつなげていきたい」と語った。
 市はスタンプラリーなどのイベントの開催も計画しており、宮下宗一郎むつ市長は「眠れる地域資源だった海自カレーを地域の活性化に活用したい」と話した。


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2017年02月22日水曜日


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