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<津波伝承施設>被害車両や対策室を展示

岩手県が整備する震災津波伝承施設の展示イメージ

 岩手県は21日、陸前高田市に整備する東日本大震災津波伝承施設の展示基本設計案をまとめた。被災者の証言や写真パネル、被害を受けた車両などの実物展示に加え、東北地方整備局(仙台市青葉区)の災害対策室を移設し、被害の実態や教訓、復興に向けて進む地域の姿を示す防災文化拠点を目指す。
 国が整備する高田松原復興祈念公園内に開設し、面積は約1400平方メートルを予定。被害概要や被災者の証言を基にした住民の避難行動、沿岸各地の被災状況など19テーマの展示スペースを設ける。地震発生から翌朝までを地形模型や映像などで振り返るコーナーは、被災者の心情に配慮して観覧希望者だけが入れるようにする。
 過去に三陸沿岸に襲来した津波の歴史や被災前の地域の様子、国内外からの支援活動への感謝、復興の過程で得られた経験や知恵も発信する。
 東北地方整備局の災害対策室では、震災発生直後の災害対応の状況を映像を使って再現する。
 県は2017年度に実施設計をまとめ、工事に着手する方針。釜石市が開催地の一つになっている19年のラグビーワールドカップ前の開館を目指す。


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2017年02月22日水曜日


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