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<猪苗代湖>しぶき氷「アートの森」

小さな絵や飾りなどを凍らせて、しぶき氷を再現したアート作品=猪苗代町の旧山潟小

 山梨県在住の美術家木村崇人さん(45)が、福島県の猪苗代湖の「しぶき氷」をモチーフに猪苗代町民らと制作したアート作品を、廃校になった同町の小学校で先日、展示した。
 作品のタイトルは「森の氷本」。猪苗代湖の波しぶきが岸辺の樹木に付着してできる「しぶき氷」を、農業用ハウスの骨組みに再現。町出身の細菌学者野口英世や伝統こけしなど、住民が「未来に残したいもの」を描いた絵を凍らせて標本のようにつるした。
 周囲の滑り台やブランコなどの遊具も凍らせ、校庭は幻想的な氷の世界に変わった。木村さんは「しぶき氷や地域の文化など、後世に伝える大切なものについて考えるきっかけになればうれしい」と話した。
 制作は東京電力福島第1原発事故からの再生を目指し、会津地方の市町村などが展開する「森のはこ舟アートプロジェクト」の一環。木村さんは「地球と遊ぶ」をテーマに、太陽光や風などの自然現象を取り込んだ作品を発表している。


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2017年02月22日水曜日


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