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災害FMりんごラジオ閉局へ「復興にめど」

宮城県山元町役場内に開設され、生活関連情報などを提供する災害臨時FM局「りんごラジオ」=2011年6月15日、宮城県山元町浅生原作田山の旧山元町役場
りんごラジオに出演中の故永六輔さん(左端)。無償で出演し1時間40分しゃべり続け、被災した町民に明るい声を届けた=2011年9月12日、宮城県山元町

 東日本大震災で被災した宮城県山元町で、震災直後から町の被災状況や生活情報を報道し、復興へ向かう被災者らを勇気づけてきた臨時災害FM局「りんごラジオ」について、町が本年度限りで閉局する方針を固めたことが22日、分かった。同局を巡っては、町議有志10人が存続を訴える提言書を17日に提出していた。斎藤俊夫町長は24日の町議会全員協議会で閉局方針を伝える。
 同局は2011年3月21日、公設民営で開局。当初は町役場の一角で、震災後の混乱や情報不足で全容が分からなかった町の被災状況や、生活情報を伝えた。復興が進んだ後も、プレハブのスタジオから被災者の声を伝え、仮設住宅などでのコミュニティー形成に寄与してきた。
 数度にわたって放送免許を更新してきたが、町は本年度を最終年度と位置づけていた。
 斎藤町長は「昨年12月にJR常磐線の運行が再開するなど復興に一定程度めどが付き、閉局を決断した。震災直後からタイムリーな情報を発信し、住民に安心感をもたらしていただいた。大変感謝している」と話した。
 開局時から運営を支えてきた高橋厚局長は「大勢の町民と一緒に番組を作ることができた。小さな町でいい仕事ができたと思っているが、あと1年は続けたかった」と語った。


2017年02月23日木曜日


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