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<楽天>松井稼健在 初実戦で巧打

巨人−東北楽天 5回東北楽天無死一、二塁、松井稼が右前へ先制適時打を放つ

 今季初実戦の松井稼頭央が日米通算24季目の経験を見せつけた。五回無死一、二塁、2番手の内海哲也から放った先制タイムリーは空いていた一、二塁間を破る巧打。「打ち損じないようにだけ意識した」といういぶし銀の一打に梨田昌孝監督も「外角低めの難しい球をよく打った」とたたえる。
 昨季、不振を極めた。西武で1軍定着した1996年以来、大リーグ時代を除いて最少の56試合出場にとどまり、打率も2割1分3厘。巻き返しを期す今季は、例年のように久米島に残らず、志願して1軍と共に移動した。「緊張感のある1軍でやりたい」と刺激を求めた今季初実戦だった。
 球史に残る名選手。だが孤高の存在ではなく、練習では率先して後輩とじゃれ合う盛り上げ役だ。新人田中和基(立大)に対しては、周囲に溶け込んでほしいという思いから、激励の意味で何度も尻をたたく。物静かな島内宏明には、わざと隙を見せて漫画「ドラゴンボール」の必殺技をかけさせ、大きな反応で応えて周囲の笑顔を引き出す。「大先輩なのに後輩への気配りがすごい」と島内は敬意を示す。
 試合では41歳とは思えない軽快な左翼守備でも健在ぶりを見せた。松井稼は「とりあえず試合に出られたことを大事に思いたい」と一安心した表情だった。(金野正之)


2017年02月23日木曜日


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