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<台風10号>教訓徹底へ福祉施設に説明会

迅速な避難の在り方について理解を深めた福祉施設の管理者ら

 昨年8月の台風10号豪雨で、岩手県岩泉町のグループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で入所者9人が犠牲になったことを踏まえ、県は22日、福祉施設の管理者向けに適切な避難行動に関する説明会を宮古市で開催した。
 同市と岩泉町、山田町、田野畑村にある約250施設が対象で、約150人が参加した。東北地方整備局と盛岡地方気象台が、降雨情報や河川水位情報の調べ方や避難判断への活用法を説明。福祉施設が作成する避難計画に必要な項目を解説した。
 県は防災情報をメールで通知するシステムを紹介し、改訂に取り組んでいる地域防災計画を説明。担当者は「いざという時に迅速な対応をするため、日頃の備えを大切にしてほしい」と呼び掛けた。
 台風10号豪雨で約50センチの浸水被害に遭った宮古市松山の救護施設「松山荘」の佐藤政芳副施設長は「台風後に避難計画を作ったが、実際の災害時にきちんと対応できるかが課題となる。データをうまく活用して正確な判断ができるようにしたい」と話した。
 説明会は今後、3月22日までに県内8カ所で開催。福祉施設関係者に台風10号の教訓を改めて徹底する。


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2017年02月23日木曜日


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