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<宮城豪雨>損壊の橋 150m下流に建設提言

 2015年9月の宮城豪雨で大規模損壊した仙台市泉区の「馬橋」を巡り、地元住民らでつくる「根白石まちづくり協議会」(庄司俊一会長)は22日夜、地区内で会合を開き、七北田川に架かる現馬橋から約150メートル下流に「新馬橋」を建設し、併せて現馬橋を歩行者専用橋に改修するよう市に提言書を出す方針を決めた。
 提言書では「防災、利便性、安全性、まちづくりの観点を踏まえた新馬橋の整備が必要だ」と要望。「現馬橋を歩行者専用橋にすることで通学路を確保し、新馬橋を下流に架けることで交通アクセスの改善にもつながる」と結論付けた。
 会合には住民ら約50人が出席し、協議会が昨年6月から議論を進めてきた新馬橋建設案について意見交換した。出席者からは「新馬橋完成まで地域の安全をどう確保するか」「橋を二つも整備できるのか」といった声も出た。
 新馬橋建設について、仙台市は「住民の意向は最大限尊重したい」(泉区道路課)との立場で、七北田川の管理者の県と協議しながら2017年度内に予備設計を実施する方針。早ければ18年度にも詳細設計に着手する見通しだ。
 1961年完成の現馬橋は流木などが引っ掛かりやすい構造で、地元住民が長年にわたり架け替えを市に要望してきた経緯がある。
 宮城豪雨では流木によってせき止められた水が周辺にあふれ、周辺民家に浸水被害が出た。橋自体も大規模損壊し、仮橋完成まで約10カ月間不通となった。現在も復旧作業中で、仮橋での通行が続く。市は今春を目標に現馬橋の通行を再開し、夏までに復旧作業を終える予定。


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2017年02月24日金曜日


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