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<避難解除>広野町 急患受け入れに助成金

 東京電力福島第1原発事故で一時、全町避難した福島県広野町は4月から、町内にある二つの医療機関が救急患者の受け入れや休日診療をした場合、町独自の助成金を交付する方針を決めた。23日の町議会全員協議会で説明した。
 広野町は3月末に町民への仮設・借り上げ住宅の提供が終了し、帰町者が約8割に増えるとみられる。町内での生活不安を取り除くため医療環境を整える。
 二つの医療機関は、院長が火災で死亡し、一時常勤医不在となった高野病院と、別の民間診療所。事業案では、救急車受け入れ1件につき、診療時間内は1万円、時間外は2万円を交付。時間外の急患診察は1人につき2万円、午前0〜6時は3万円を助成する。
 2医療機関に輪番制で土、日曜や祝日の休日診療に当たってもらい、1日8万円(半日4万円)を支給する。医療従事者の家賃を補助し、新たに取得した固定資産の税も減免する。
 町は本年度内に要綱を策定する。新年度の事業費見込みは1920万円。高野病院を支援するためインターネットで集めた寄付金の目標超過額や企業からの寄付を財源に充てる。日程的に新年度当初予算案に計上できないため、4月に専決処分したい考え。遠藤智町長は「町民が質の高い生活を送れるよう総合的な施策を展開する。第1弾として、最優先課題の医療環境向上に取り組む」と説明した。


2017年02月24日金曜日


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