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「がん教育」用オリジナル教材 宮城県普及へ

県が小中学校向けに作成した独自教材「がんのことを知ろう」

 がん予防などに対する知識を幅広い世代に広げようと、県は独自教材を活用した「がん教育」を呼び掛けている。県内の小中学校に実施したアンケートでは、取り組んでいる学校はまだ少数。県は実践例の紹介などを通じ、教育現場での普及啓発を進める。
 「がんのことを知ろう」と題した教材は、県が昨年3月に作成。2人に1人が一生のうちにがんにかかる日本の現状、たばこを吸わないことや生活習慣に気を付けることなどの予防策、早期発見に向けたがん検診の重要性などを漫画を交えて分かりやすくまとめた。
 県は私立を含めた小中学校613校に教材を配布したが、昨年10月の調査で16年度にがん教育を「実施している・する予定」と答えたのは小学校76校(19.8%)、中学校73校(34.9%)にとどまった。
 17年度以降に実施する予定は小学校33校(8.6%)、中学校15校(7.2%)。未定は小学校272校(71.0%)、中学校117校(56.0%)だった。
 がん教育をする上での課題として、「指導時間の確保」を挙げた学校が多く、小学校は「発達段階を踏まえた指導内容の検討」、中学校は「教材や指導参考資料の作成」の難しさを指摘する意見が目立った。
 県疾病・感染症対策室は「身近な病気であり、大人にも子どもにも正しい知識を持ってもらうことが大切。まずは教える先生に対し、モデル的な取り組みの紹介や研修機会を設けるなどしたい」と話す。


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2017年02月25日土曜日


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