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<プレ金>客足まばらで拍子抜け

経済産業省が鳴り物入りで始めたプレミアムフライデー。普段より早く退社できた人は少なく、定着には時間がかかりそうだ=24日午後4時45分ごろ、仙台市青葉区

 月末金曜日に早期終業を促すプレミアムフライデーが始まった24日、仙台市の飲食店などでも営業開始時間を早めたり、特別企画を用意したりした。来客はまばらで拍子抜けに終わるケースが目立った。人手不足などで早帰りに二の足を踏む企業も多く、導入企業の社員がすぐに帰宅する例もあった。

 仙台市青葉区の藤崎一番町館地下1階のレストラン「森のパルク」。夕方の営業開始時間を2時間早め、午後3時から飲み放題の特別コースを用意したが、予約がなく中止した。担当者は「初の試みなので仕方ない。今後の広がりに期待したい」と冷静に話した。
 「いつもの金曜と同じ光景だった」と話すのは仙台三越の担当者。本館地下1階のレストラン「カフェ&パスタ カンパニオ」で、午後3時からスパークリングワインなどがセットの特別メニューを企画したが、早い時間に仕事帰りの来店客の姿はなかった。
 仙台市内で早帰りを実践したのは、大手企業や一部官公庁にとどまった。仙台商工会議所は「大半の会員企業は通常のままではないか」と説明した。
 早帰りを促された企業の社員からはプレミアムフライデーの賛否が割れた。
 午後3時すぎに仕事を終え、市内の居酒屋に足を運んだ太白区の男性(32)は「早い時間帯から飲めるのはありがたい」と歓迎。別の同区の男性(45)は午後から休暇を取り、帰宅して子どもとの時間に充てた。「景気浮揚には貢献していないが、早く帰るために効率的に働こうと意識できた」と話した。
 一方で、宮城野区の男性(33)は「仕事が終わらないのに帰らせられて迷惑だ。買い物などに行く余裕もなく、家に早く帰って仕事をするしかない」と不満をぶつけた。


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2017年02月25日土曜日


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