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<官製談合>「将来偉くなる」検察側、思惑指摘

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして官製談合防止法違反の罪などに問われた八木工務店社長の八木昌征(65)=宮城県亘理町長瀞(ながとろ)=と渡辺工務店社長の渡辺勝利(54)=同=両被告の公判が24日、仙台地裁で開かれた。
 検察側は八木被告の供述調書を読み上げ、同罪などに問われた元町企画財政課長吉田充彦被告(56)=休職中、同町逢隈高屋=の土地を約4000万円で購入した理由について「3000万円くらいで買いたかったが吉田被告は将来、偉くなる」と将来性を見越した売買だったことを示した。
 吉田被告の供述調書も読み上げ「遺産の土地の税金に苦しんでおり、高い額で売りたかった。宅地並みで売却でき、八木被告には感謝している」と、両者に一致する思惑があったことを立証しようとした。
 八木被告は、初公判に引き続き認否を留保した。
 起訴状によると、八木、渡辺両被告は2015年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、吉田被告らと共謀して確定した入札をやり直し、八木被告の共同企業体(JV)に落札させたとされる。


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2017年02月25日土曜日


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