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<アウガ>債権放棄で引責 職員給与削減案

JR青森駅前の複合商業施設アウガ=2016年11月

 青森市は、市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクターの特別清算に伴い17億円超の債権を放棄する責任を取るとして、特別職を含む市職員の給与削減に関する条例案を、24日開会した市議会2月定例会に提出した。
 小野寺晃彦市長は「市民の皆さまに多額の負担をおかけすることに対し、組織として姿勢を示す」と提案理由を説明した。
 既に市長は15%、副市長は5%減額されているが、新年度から1年間、さらに10%引き下げる。その他の特別職と管理職は10%、一般職は5%の削減。対象は約3100人で、合計約7億3800万円の節減となる。
 職員1人当たり年55万〜14万円引き下げられるため、職員からは「仕方ないと思うが、額が大きいので生活に影響が出る」と戸惑う声が上がる。市職員の労組とは交渉段階。佐藤良浩委員長は「納得がいくまで話し合わないままに、議案が出された」と困惑し、市議の一部は「一般職にまで責任を負わせる必要があるのか」と批判する。
 一方、議会も報酬カットを決め、削減幅を検討している。大矢保議長は「議員もこれまでアウガに関する議案を可決してきた経緯があり、責任がある」と話し、会期中の条例案提出を予定している。
 会期は3月23日まで。2017年度一般会計予算案や決算見込みに基づく調整で6億9500万円を減額する16年度一般会計補正予算案など98議案を提出した。人事院勧告などを踏まえ、いったん給与や議員報酬額を引き上げる条例案を含む12議案が先議、可決された。


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2017年02月25日土曜日


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