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<コメ食味>はえぬき22年 特Aから陥落

食味ランキングで特Aから陥落した「はえぬき」=山形市のヤマザワ松見町店

 日本穀物検定協会が23日発表した2016年産米の食味ランキングで、山形県産米「はえぬき」は5段階で上から2番目の「A」と評価され、22年間続いた「特A」から陥落した。「つや姫」に次ぐクラスのブランド米として県が18年から本格販売する「雪若丸」も参考品種としての評価がAランクにとどまった。県産米作付面積の6割を占める主力品種の格下げと、期待の新品種の思わしくない評価結果に、県や農協の関係者は衝撃を受けている。

 16年産はえぬきは、タンパク質量や良質粒の割合など県独自の検査データでは前年産より高品質との結果が出ていた。吉村美栄子知事は「例年通り高品質で食味も良く、販売も好調と聞いていただけに非常に残念だ」との談話を出した。
 全農山形県本部は「22年連続特A獲得」をキャッチフレーズにテレビコマーシャルなどを展開してきた。16年産は既に完売状態だが、「17年産は特Aを前面に打ち出せなくなり販売戦略を見直さざるをえない」と高橋幸紀米穀部長は話す。
 一方、つや姫とはえぬきの中間のクラスに位置付ける新品種「雪若丸」も期待外れの結果で、出はなをくじかれた格好だ。
 庄内みどり農協の関係者は「各地の新銘柄が特Aを取る中、雪若丸の厳しい評価結果に先行きが不安になる」とため息をつく。
 県産米ブランド戦略会議の委員で、専門誌「月刊食糧ジャーナル」の鶴田裕編集部長は「軟らかい食感の方が高評価を得る傾向がある」と分析。かみ応えを売りにする雪若丸は、そもそも評価基準になじまないと指摘する。
 山形県は近く、日本穀物検定協会に担当者を派遣し、評価結果の理由について詳しく聞く方針だ。


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2017年02月25日土曜日


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