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<ベガルタ>石原 冷静な戦術眼

仙台―札幌 後半39分、仙台・石原(左)が先制ゴールを決め喜んで駆け出す。右は蜂須賀(山本武志撮影)

 殊勲の一撃は、復活弾でもあった。今季J1浦和から仙台に期限付き移籍した石原はここ2年、度重なるけがに泣かされリーグ戦は無得点。「(移籍後)初のユアスタのゴールは特別なゴールになった」。苦労人が笑顔を見せた。
 0−0の後半39分、歓喜の瞬間が訪れた。三田がペナルティーエリアの手前から放った強烈なシュートを、GKがたまらずはじく。詰めた石原が落ち着いて右足で左隅に流し込んだ。
 「はじくという予感があった」と振り返る。後半開始早々、GKは永戸のシュートをはじき、同じような得点機を与えていた。プロ15年目。冷静な戦術眼が、決勝ゴールをもたらした。
 アシストした三田の動きも見逃せない。無得点の前半終了後のハーフタイム。ボランチを組む富田と相談し、互いの位置関係を横から縦に変えた。「思い切っていけた」とより攻撃的になり、後半、チーム最多の3本のシュートを放った。厳しい寄せで守備にも貢献。豊富な運動量を見せた。
 新システム「3−4−3」は、敵陣で主導権を握れた一方、引いた相手の守備をどう多く崩すのかという課題も残した。渡辺監督は「まだまだ修正点はある」と浮かれない。今季の目標はトップ5。「強者」となるための試行錯誤はこれから始まる。(狭間優作)


2017年02月26日日曜日


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