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<さくら野仙台破産>駅前周辺への影響懸念

自己破産を申請したさくら野百貨店仙台店。入り口では通行客らも足を止めて様子をうかがった=27日午前10時10分ごろ、仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)が閉店した27日、地元商店街や行政の関係者からは驚きや落胆の声が上がった。取引先やJR仙台駅前の商圏に対する影響にも懸念が広がった。
 さくら野仙台店が加入する仙台駅前商店街振興組合の石田勝一理事は「テナント賃貸の調子が良さそうで、経営は大丈夫だろうと思っていた。駅前に大型商業施設の進出が相次ぐ中、地元企業が撤退するのは寂しい」と話した。
 「寝耳に水で全く知らなかった」と驚いたのは仙台商工会議所の担当者。「自己破産なので売掛金の回収はほぼ不可能だろう。資金繰りに窮する債権者の会員企業が出てくる可能性がある」と話し、融資や補助制度活用の相談を受け付ける予定だ。
 仙台市は駅周辺のにぎわいへの影響を懸念する。市経済局幹部は「閉店したままでは活気づいてきた駅前の街づくりにも影響する」と表情を曇らせ、「次のプロジェクトが進むよう市もサポートする」と語った。
 奥山恵美子市長は「長い間、仙台駅前の顔として市民に親しまれてきた百貨店で大変残念だ。土地や建物の所有者には有効活用に努めていただきたい」とコメントした。


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2017年02月28日火曜日


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