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81歳ゲームアプリ制作 ひな祭り題材

ゲームアプリを制作中の若宮さん(右)と指導する小泉さん=2月上旬、宮城県塩釜市のアイランズコート

 神奈川県藤沢市の若宮正子さん(81)が、宮城県塩釜市のIT関連会社社長の小泉勝志郎さん(44)の指導を受けながら、ひな祭りを題材にしたスマートフォン用のゲームアプリを制作し、2月24日、ソフト配信サイト「アップストア」で無料公開された。「若者に勝てるゲームを作りたい」という若宮さんの熱意にほだされ、小泉さんが手取り足取り教えた。
 制作したアプリは、アイフォーン向けの「hinadan(ひなだん)」。ひな壇に男びなや女びな、三人官女、五人ばやしなどを正しい配置で並べるゲームで、正解すると鼓が鳴り、間違えると「ブー」と音が出る。
 若宮さんは今月上旬、塩釜市を訪れ、小泉さんに教わりながらゲームの操作方法を調整した。「私たちの世代はデイサービスに行く人が多いけれど、若い介護士とゲームをすれば負けてしまう。このゲームでは、知識さえあれば若者に勝てます」と語る。
 小泉さんとはインターネット電話「スカイプ」を使った震災復興支援のミーティングで知り合った。「高齢者向けのゲームを作ってくれる人はいないか」と小泉さんに相談すると「教えるから自分で作ってみたら」と背中を押された。昨年夏以来、フェイスブックを使って遠隔でデータのやりとりをし、2カ月に1回のペースで塩釜市や仙台市を訪れ、対面で教わった。
 銀行を定年退職後にパソコンを始めた。表計算ソフト「エクセル」を使ってうちわなどの図案を作り、ホームページに掲載。「エクセルアート」として評判を呼んでいる。
 若宮さんは「三つ教わると二つ忘れる。大変ですが、究極の脳トレになっています」と意気盛ん。アプリ開発に詳しく、大学でも教えている小泉さんは「80歳を過ぎてプログラミングに挑む熱意はすごい。同じ世代の方々を元気にすると思う」と話した。


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2017年02月25日土曜日


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