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<E番アナの応援席>WBCの影響/ピーク後の調整が大切

菅生翔平アナウンサー

 今年は4年に一度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)があり、その後ペナントレースに入るというシーズンです。東北楽天は2009年に2位で初のクライマックスシリーズ出場。13年は日本一。WBC開催年は縁起が良く、躍進を願うばかりです。
 個人的には、WBCがペナントレースにどのような影響を及ぼすのか気になります。
 今年の東北楽天はキャンプ地の天候も良く、非常に充実した練習ができたようです。キャンプでの仕上げは、シーズン中の調子のバイオリズムにも影響を与えます。
 昨年、則本昂大投手はキャンプ序盤から、嶋基宏捕手が「えげつない」と話すほどのボールの質で、連日ブルペンで100球以上を投げてフォームを整え、そのままシーズンに入りました。3戦連続2桁奪三振、3連勝と、開幕直後は絶対的な存在でした。ただ、終盤に自己ワーストの5連敗を経験するなど勝てない時期もありました。
 一方、松井裕樹投手は、シーズン終了後に「キャンプ中にコンディションが上がらず、投げ込めなかった」と反省したように、5月に6失点を喫する登板もあり、序盤に苦しみました。しかし、8月に月間MVPを獲得するなど終盤に調子を戻してきました。
 則本は序盤に、松井裕は終盤にピークを迎えた昨シーズンでした。2人はWBCの日本代表に選ばれています。3月7日の初戦に合わせて、例年より約1カ月早く仕上げなければなりません。15年の国際大会「プレミア12」では苦い思いをしている2人。気持ちも入っているのか、順調に調整してきたようです。
 WBCでの活躍が大いに期待されますが、東北楽天のエースと守護神にとって同時に大事なのは、WBCにピークを持ってきた後、どうシーズンに入り、戦うかです。去年、対照的だった2人の調子のバイオリズムにも注目です。
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 プロ野球東北楽天を取材する東北放送アナウンサー菅生翔平さんが今季も担当します。

<すごう・しょうへい>大船渡市出身。岩手・一関一高を経て慶大卒。アナウンサーとして「TBCパワフルベースボール」などの番組を担当。小学4年から高校まで野球に打ち込んだ。趣味は高校野球観戦、映画鑑賞。27歳。


2017年02月28日火曜日


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