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短編映画で庄内発信 母と娘の繊細な関係描く

鶴岡市内の高校で行われた短編映画のロケ=2月27日

 東北公益文科大酒田キャンパス(山形県酒田市)にあるコワーキングスペース「アンダーバー」の会員らが、母と娘の繊細な関係をテーマにした短編映画を制作している。共同オフィスとしてスペースを利用するフリーランスの事業者や農家、大学職員らが、それぞれ持ち味を生かして合同で取り組む初のプロジェクト。国内外映画祭への応募を目指し、2月27、28の両日に鶴岡市内でロケを行った。
 手掛けるのは、庄内地域在住の事業者や農業者、公益大の生徒・職員、アパレル店員ら約30人。「アンダーバーに集う人たちのさまざまな特性で一つの仕事をしたい」と1月上旬にプロジェクトを発足させた。
 映画は5分間の短編で、高校教師の母親と反抗期を迎えた高校生の娘との葛藤、成長を描く。酒田市の映像制作会社代表で、カンヌ国際映画祭への応募経験がある橋本道春氏が監督を引き受けた。せりふの随所に庄内弁が登場し、地域性が垣間見える作品になる。
 撮影初日の27日は鶴岡市の鶴岡南高山添校で、プロジェクト参加者や同校生徒らをエキストラに迎えて撮影に臨んだ。山形県遊佐町出身の女優太田美恵さん(37)が母親役を、酒田南高3年の進藤悠子さん(18)が娘役を熱演した。28日も市内の民家でロケをした。
 進藤さんは「演技は初めてだったが、楽しんでできた。映画を通じて国内外の人が庄内を知るきっかけになればいい」と話した。
 映画のロケは28日で終え、編集を経て3月22日に同県三川町で関係者向け試写会を開く。作品は国内外の映像作品コンテストなどに応募した後、ウェブ上での公開を想定している。
 制作費35万円は、地域活性化を目的としたクラウドファンディング「FAAVO山形」などで募っている。
 Iターンで遊佐町に移住したウェブデザイナーで、プロジェクト共同代表の中村雄季さん(34)は「アンダーバーでの出会いを最大限に生かし、地方から創造的な作品を生み出したい」と話している。


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2017年03月01日水曜日


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