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<中合福島店>2号館閉店 耐震基準満たさず

8月で営業終了する中合福島店2番館が入るビル

 ダイエー子会社で百貨店の中合(福島市)は28日、JR福島駅前の「中合福島店2番館」を8月31日に閉店すると発表した。入居するビルが国の耐震基準を満たしておらず、耐震補強工事を行った場合、営業停止の長期化で売り上げが減少する恐れがあると判断、撤退を決めた。
 1998年に開業した2番館は、73年完成の「平和ビル」(地下2階、地上8階)に入居。地下1階〜地上6階の売り場(1万1200平方メートル)で、衣料品や雑貨、食料品など44テナントが営業している。
 隣の「1番館」(売り場面積1万5100平方メートル)は営業を続ける。2番館の一部テナントを移すことも検討するが、両館計約150人の従業員全員の雇用を続けるのは困難という。
 平和ビルは昨年、耐震改修促進法に基づく安全性評価で、「震度6強以上の地震で倒壊する危険性が高い」と診断された。中合はビルの所有会社と改修に向けた協議を続けてきた。
 福島市で記者会見した黒崎浩一社長は「20年続いた店を閉めるのはお客さまに申し訳ない。1番館で今まで以上に愛されるようにしたい」と語った。
 中合福島店の売上高は92年度の約200億円をピークに、2015年度は約95億円まで減少した。黒崎社長は2番館閉鎖と経営状況との関係は否定した。
 一方、ビル会社の幹部は取材に「金融機関から耐震改修費用を借り入れるには、中合との長期契約が必要だったが、折り合いが付かなかった」と話した。
 中合はこのほか、八戸市で三春屋店、山形市で十字屋山形店などを経営する。


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2017年03月01日水曜日


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