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人材確保に企業危機感 会社説明会解禁

来春卒業予定の学生ら約4500人が参加した企業の合同説明会=1日、宮城県利府町

 来春卒業予定の大学生らを対象にした会社説明会が1日解禁され、就職情報会社マイナビ(東京)主催の合同説明会が同日、宮城県利府町の県総合運動公園総合体育館で始まった。人手不足を背景にした「売り手市場」で学生の大手志向は高まっており、東北の企業には危機感が広がる。 合同説明会は2日間の日程で、延べ約400社が出展。初日は174社がブースを構え、来場した学生約4500人に業務内容などを説明した。
 マイナビによると、同社の就職情報サイトを活用する東北の企業数は約830社で、昨年比約200社増。北海道・東北総支社の橋本慈久総支社長は「首都圏での就職を望む学生が増えており、地方企業には危機感が強い」と分析する。
 優秀な学生確保へ企業側は頭を悩ませる。ガス関連事業の東邦アセチレン(多賀城市)は昨年から合同説明会に参加。人事担当者は「待っているだけでは学生が集まらない」と語る。
 システム開発の北日本コンピューターサービス(秋田市)は「3、4年前から潮目が変わった。今のところ予定数を採用できているが、それにかかる業務量も増えた」と話した。
 学生側の受け止め方はさまざまだ。東北学院大3年の男子学生(20)は「大手も含めてチャンスは広がっている」と話す。一方、地元での就職を希望する宮城学院女子大3年の学生(21)は「学生優位とは感じない。気を引き締めて結果を出したい」と冷静だった。


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2017年03月02日木曜日


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