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<震災6年>障害者が直面した混乱と記憶刻む

パネル内容を確認する大友さん(左)らみやぎセルプの職員

 宮城県沿岸部に暮らす障害者らが直面した東日本大震災の記録を紹介するパネル展が、震災発生から丸6年となる11日、仙台市泉区泉中央の商業施設で始まる。障害者や福祉施設職員の目を通した震災直後の混乱や避難生活の記憶、被災経験から学んだ教訓を伝える。
 パネル展は「『3・11ソレカラ』−障害者・福祉職員の『あの日』と『ソレカラ』−」と題し、県の本年度障害者震災記憶風化防止活動支援事業の一環。太白区のNPO法人「みやぎセルプ協働受注センター」が委託を受けて企画した。
 みやぎセルプ職員3人が1〜2月に仙台、石巻、塩釜、多賀城の4市と宮城県南三陸町にある七つの福祉事業所を訪ね、利用者4人と職員9人を取材してまとめた。
 展示されるパネルはA1サイズの13枚。避難所となった南三陸町の志津川高で障害者のための専用スペースが設けられたこと、津波で全壊した若林区荒浜の事業所が再建先の物件探しの際、家主から偏見の目を向けられたことなどが記されている。
 みやぎセルプの大友尚枝さん(32)は「大災害が起きたとしても障害の有無にかかわらず、みんなで助け合って乗り越えられるよう、震災発生時の障害者や職員の気持ちを多くの人に知ってほしい」と願う。
 会場はアリオ仙台泉店4階とセルバ5階をつなぐ連絡通路で、17日まで。11〜13日は取材先の事業所が作る焼き菓子や小物類などを展示販売する。
 パネル展はその後、泉区の宮城県図書館(18〜24日)、若林区の市地下鉄東西線荒井駅内の「せんだい3・11メモリアル交流館」(22〜26日)で開かれる。取材協力者のインタビューの詳細を載せたホームページを11日に開設する予定。
 連絡先はみやぎセルプ協働受注センター022(399)6299。


2017年03月02日木曜日


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