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<さくら野仙台破産>社員 解雇後も残務処理

破産手続きの申請を決めたさくら野百貨店仙台店=2月27日、仙台市青葉区

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、従業員で構成するエマルシェさくら野労働組合(組合員108人)の岩本貴信委員長(42)が2日、河北新報社の取材に応じ、解雇に至った経緯や従業員の現況などを説明した。最優先の課題に従業員の再就職を挙げ、「就職先を確保できるよう支援していきたい」と話した。

 岩本氏によると、2月24日に会社側から「26日に建物の耐震性に関する説明をするので、通常より2時間早い午後6時に店を閉める」との連絡があったのが始まりだった。
 26日は予定通り午後6時に閉店。午後6時半から店内で説明会が開かれ、岩本氏らが出向くと、会社側の弁護士が待ち受けており、翌27日の自己破産手続き入りと26日付での解雇を通知された。「あまりにも急だったので今も実感がない」と振り返る。
 解雇された約120人の従業員は現在、ほぼ全員が店内の片付けなどの残務処理に当たっている。「皆が特別に暗いというわけではない。とにかく頑張って、取引先に迷惑を掛けないよう商品の搬出などの作業を淡々と進めている」と話す。
 業務以外にも、年金の脱退や健康保険の変更などの手続きに追われる。「人によって異なるが、自分の場合、退社は午後9、10時になる」。残務処理が終わる時期の見通しは立っていないという。
 今後については「自分も心の整理はついていないが、まずは従業員の再雇用をどう確保できるか、委員長として会社側の全面的な支援を求めたい」と語る。
 会社側は6、7の両日、従業員向けの再就職あっせんの説明会を仙台市内で開く予定。


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2017年03月03日金曜日


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