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<ちびぞうくらぶ>乳幼児親子の孤立防ぐ

マーブルクレヨンができる様子を興味深げに眺める子どもたち=2月、宮城県岩沼市里の杜地区集会所

 宮城県岩沼市の市民団体「ちびぞうくらぶ」(三浦未穂代表)が運営する子どもの遊び場が盛況だ。核家族化などで孤立しがちな乳幼児親子を支えようと始まった毎月2回の取り組みは、市内の高齢者や障害者も足を運ぶようになり、交流が深化。2月に東日本大震災後の住民活動などを表彰する「第4回いがす大賞」(実行委員会主催)のグランプリに輝いた。
 「はーい、クレヨンさんがお風呂に入るよ」。2月15日、同市里の杜地区集会所で、小さなクレヨンを交ぜ合わせ多彩な色が描けるマーブルクレヨンを作った。参加した31組の親子が折ったクレヨンがシリコンのカップに入れられ、ホットプレートに張ったお湯の中で溶け合っていった。
 子どもたちは完成を待つ間、スタッフが事前に作ったマーブルクレヨンでお絵描きに興じた。父母らは、はしゃぎ回る子どもたちに目を細め、会話に花を咲かせた。
 ちびぞうくらぶの設立は2015年4月。市が震災復興で設けた遊び場が終了したことから、代わりとなる乳幼児親子の居場所をづくりを始めた。1年後には地域の高齢者グループが子どもたちの見守りなどで参加。障害者が栽培した野菜も会場で販売されるようになり、乳幼児親子と高齢者、障害者が触れ合う場に発展した。
 岩沼市内も核家族化や都市化を背景に、乳幼児親子が孤立しがちだとされる。泥遊びやスイカ割りなど毎回、さまざまなイベントを手掛ける点も評価され、2月26日に仙台市であったいがす大賞の選考会では、予選を通過した11団体の中からグランプリを射止めた。
 仲間4人で活動を続ける三浦代表は「活動が認められ、うれしい。今後も家庭ではできない企画を続け、孤立する親子が一歩でも外に出るきっかけを作りたい」と話す。


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2017年03月03日金曜日


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