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<除染事業贈収賄>違法な接待 業界で横行か

環境省の出先機関、福島環境再生事務所が入っているビル=2日、福島市

 環境省職員らが贈収賄容疑で逮捕された東京電力福島第1原発事故に伴う除染事業は、業者による違法な接待が日常的に繰り返されていた疑いがあることが2日、河北新報の取材で分かった。福島県双葉郡で除染に携わった別の企業幹部の男性は「自分も環境省の職員を接待したことがある。接待は他の業者もやっていた」と言及した。
 証言したのは、関東地方に本社を置く建設会社の幹部。会社は大手ゼネコンなどでつくる共同事業体(JV)の1次下請けとして除染を請け負った。
 男性によると、これまでに浜通りにある福島環境再生事務所の出先機関の職員を3回、接待した。いずれも職員1〜2人を女性が接客する飲食店などに連れて行った。1回当たり5万〜7万円に上った代金は、会社の経費として処理した。
 環境省から直接、事業を受注するのが目的ではなく、「元請けや自治体の幹部に対し、口添えしてもらい下請けに入るのが狙いだった」。男性の会社も接待の「効果」で、除染関連の工事を受注できたという。
 接待相手は環境省の生え抜きではなく、任期付きの技術職員。「民間出身の彼らは接待されることが悪いことと思っていないようだった」と振り返った。
 同業者との情報交換で多くの企業が接待を行っていることが推測できた。男性は「接待なんて当たり前。1次下請けだったら少なくとも半分はしているはずだ」と話した。


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2017年03月03日金曜日


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