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<さくら野仙台破産>未払い賃料21億円

建物と敷地の賃借で総額約21億円が未払いとなっていたさくら野百貨店仙台店

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社エマルシェ(同)が自己破産した問題で、同社が賃借していた建物と敷地の未払い賃料は総額約21億3700万円に上ることが3日、分かった。負債約31億円の7割弱を占め、破産の要因となった。
 登記簿などによると、建物は延べ床面積約3万8500平方メートル、土地は約4380平方メートルで、5法人、3個人が所有。このうち法人3社に対する賃料が未納で、未納額はそれぞれ約18億5100万円、約2億1300万円、約7300万円となっている。
 調査会社などによるとエマルシェは近年、経営難が続いており、賃料の未払いが常態化。賃料支払いの延期や減額などを所有者に求めてきた。
 昨年8月になって、所有者の3社のうち1社が未払い賃料約1億円と同8月以降の未払い分の支払いなどを求め、エマルシェを提訴。今月27日に仙台地裁で判決言い渡しが予定されていた。
 会社側は破産した理由の一つにこの訴訟の影響を挙げる。従業員側の関係者によると、会社側は「訴訟は敗訴が濃厚で、預貯金などが差し押さえられ、従業員の賃金保全などが図られなくなる。それを防ぐため、破産は不可避と判断した」などと説明したという。
 訴訟は2月27日の自己破産手続き前の同9日に結審しており、今月27日の判決は予定通り行われる見通し。


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2017年03月04日土曜日


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