宮城のニュース

<震災6年>鎮魂の祈り込め「かえりびな」

風雅なかえりびなが並ぶせんだい3.11メモリアル交流館での展示会
震災行方不明者の帰還を祈り展示されている「かえりびな」

 3日の桃の節句に合わせ、東日本大震災の行方不明者が家族の元に帰れるようにとの祈りを込めた「かえりびな」の展示会が、仙台市若林区の市地下鉄東西線荒井駅内の「せんだい3.11メモリアル交流館」で開かれている。14日まで。
 人形は仙台市で暮らす被災者でつくる「仙台かえりびなの会」のメンバーら5人が中心となり、着物や帯の古布で作製。昨年から宮城県内外で展示している。
 今回は約5年かけて作った行方不明者数と同じ約2600体のうち約260体をロビーに飾った。3日は一針一針願いを込めて華やかに仕立てられた人形に訪れた人が思いを寄せ、写真に収めていた。
 宮城野区蒲生の増田芳雄さん(69)は津波で妻を亡くし、人形作りを始めた。増田さんは「震災から6年になっても家族の帰りを待つ人が、まだたくさんいることを伝えたい」と強調する。同会代表の松崎翠さん(70)は「被災した全ての人が元気に再出発できるよう願っている」と話す。
 展示会は14日まで青葉区の市福祉プラザでもある。


2017年03月04日土曜日


先頭に戻る