岩手のニュース

<震災6年>先輩の言葉 児童が語り継ぐ

防災学習の成果を披露する児童たち

 東日本大震災から6年を迎えるのを前に、浸水被害を受けた岩手県陸前高田市小友小(児童62人)で3日、震災を語り継ぐ集会があった。先輩が残した作文を読んだり、これまでの思いを込めた歌を披露したりして復興への気持ちを新たにした。
 6年の佐藤令菜さん(12)が、当時4年の兄が書いた作文を朗読。学校で友人とキャッチボール中に津波が来て、グラブだけ持って逃げた経験などを伝えた。
 学区内の避難場所の状況、被災した地場産業の奮闘ぶりなど防災学習の成果も披露。「深い悲しみ 包まれた あのときを 忘れない」など、児童たちが出し合った言葉を基に作詞された曲を全員で歌った。
 震災時、保育園児だった佐藤さんは知り合いを亡くした。「震災はただ怖い、悲しいだけだったが、今は『自分の命は自分で守る』と思えるようになった」と話した。
 同校は3月11日を思い出して不安になる児童らに安心感を与えたいと、事前に集会を開催している。


2017年03月04日土曜日


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