宮城のニュース

震災前の若林区藤塚 モニュメントに刻む

お披露目されたモニュメントを見詰める地元住民たち=4日、仙台市若林区

 東日本大震災の津波被害が大きかった仙台市若林区の藤塚地区に「地域モニュメント」が完成し、現地で4日、完成式があった。震災から6年になるのを前に、地元住民らが地域の歴史に思いをはせた。
 モニュメントは高さ2メートル、幅3メートル、厚さ0.3メートル。白御影石でできた3基の石碑が並ぶ形で、藤塚地区の震災前の暮らしや26人が犠牲になった震災被害の概要、井土浦や貞山堀がある自然豊かな地域の様子を紹介している。
 式典には、藤塚地区に住んでいた住民や市の関係者ら約80人が参加した。奥山恵美子市長は「藤塚地区の暮らしを記憶にとどめ、震災の教訓を残していこう」とあいさつ。藤塚町内会の東海林義一会長(75)は「地域の歴史を後世に伝えてほしい」と話した。
 震災の記憶を伝える市の震災メモリアルプロジェクトの一環。既に宮城野区の南蒲生、新浜、中野各地区でモニュメントが完成している。若林区は藤塚地区のほか、荒浜と東六郷の両地区に設置する計画で、荒浜は11日に完成式を開く。


2017年03月05日日曜日


先頭に戻る