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鶴岡駅前マリカ東館 食文化テーマ商業施設に

閉店状態のマリカ東館。今夏にも新たな商業施設が誕生する

 10年近く閉店状態だったJR鶴岡駅前の複合施設「マリカ東館」が今年夏、食文化をテーマとした飲食・観光施設としてリニューアルオープンする。鶴岡市のまちづくり会社「Fu−Do(ふうど)」と市が1階部分の1420平方メートルを改装。飲食店や海鮮市場をはじめ、外国人が立ち寄れる観光案内所を設け、訪日外国人旅行者(インバウンド)の拠点としての機能を強化する。
 改装には市内のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行オーナーシェフが関わった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が世界的に特色があると認めた鶴岡の食文化を前面に出す。
 ふうど社は改装部分の約8割を整備。直営の海鮮居酒屋や海鮮市場、土産品販売所を開設する。奥田さん自らもカフェなどを出店するという。
 市は残るスペースを活用し、外国語が堪能なスタッフが常駐する観光案内所やイベント広場を設ける。市の事業費は人件費を含め5000万〜6000万円程度を見込む。
 マリカ東館は1987年、市と民間企業が出資して開業した。6階で1〜3階に商業店舗が入ったが、郊外店の出店などの影響で2007年に商業施設としての営業を終了。オフィスフロアなどとして利用された。
 ふうど社は15年、空洞化した鶴岡駅前に活気を取り戻そうと市民有志が設立。今回、地元商店街と共に国の補助金を受け、再開の見通しを立てた。
 同社は既に改装工事に着手、5月の完成を見込む。鶴岡市の担当ゾーンは新年度に着工する。新施設は夏以降、段階的に開業する方向で調整している。
 同社の丸山典由喜社長は「広大な鶴岡全域に散らばる飲食・観光スポットへのハブ機能を持たせ、13万都市の玄関口にふさわしい施設にしたい」と話した。


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2017年03月05日日曜日


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